ハローワーク求人票の応募を集める効果的な書き方について
ハローワークの求人票では求職者の応募がないと諦めてはないでしょうか?
求職者は失業すると基本手当を受給する為にハローワークへ求職の申し込みを行います。そして4週間に1回、ハローワークにおいて失業の認定を受けています。
ハローワーク等から職業の紹介を受け求人者に面接したこと等を確認したうえで認定をうける為、希望にあった仕事をハローワーク求人票で検索する機会は非常に多くあります。これを積極的に活用しないのは勿体ないことです。
応募が集まらないのは求人票の書き方に問題があるかもしれません。求職者の目線で求人票を見直してはいかがでしょうか。
求職者はスマートフォンで見ている
ハローワークへ求人の申し込みをした後、出来た求人票を確認してますか?紙の求人票だけでなくスマートフォンで確認して欲しいのです。求職者の多くはスマートフォンでハローワークインターネットサービスを利用しています。
スマートフォンで最初に検索される画面はこのようになっています。ここで求職者の興味を惹きつける必要があります。
「求人区分」「事業所名」「就業場所」と続き、次に「仕事の内容」となっています。ここが一番重要なポイントです。「賃金」や「休日」も求職者にとって重要な要件ではありますが、直ぐに改善できるものではありません。
「仕事の内容」については書き方を工夫するだけです。就職後のイメージがわくよう記載内容を充実させましょう。先ずはここで関心を持ってもらう事が大事です。
「仕事の内容」を詳細にわかりやすく記載することで求職者に興味をもってもらい、求人票の詳細なページへ進んでその他の項目も確認することになります。
求人申込書で重要な項目についてどのように記載すればよいか説明したいと思います。
※令和2年1月6日にハローワークのシステムが新しくなり、求人票の様式が変わりました。
欲しい人材を採用するための求人票の書き方
どのように書けば求職者の興味を惹く求人票になるのでしょうか。求職者へ会社の魅力をPRする為に重要な項目は次の5つです。それぞれの項目について書き方を説明します。
1,職種
「職種」は、<営業><事務><経理>といった職種名を記載するだけでなく、どんな仕事なのか具体的にします。仕事をするという事はその成果を受け取る相手が必ずいると思います。誰に対しどういった成果を受け取ってもらう仕事なのかを付け加えることで、未経験者でもどういった仕事なのかイメージし易いと思います。
2,仕事内容
「仕事内容」は単純に仕事の内容について記載するのではなく、自社で採用したい人物に向けて働いている自分を想像できるよう詳細に記載する必要があります。手順として、採用したい人物を設定し、その人物に向けて記載する仕事の内容を決めます。「いつ・どこで・誰に・何を・どうやって」を基に仕事内容を具体的にします。最後に求職者を惹きつけるフレーズを付け加えます。例えば「仕事のやりがい・面白さ」、「仕事により生み出される価値や貢献」といったことです。
3,事業内容
求職者に信頼感や安心感をもってもらえる様自社がどんな会社であるか、同業他社にない魅力は何かを記載します。会社の事業内容、将来性、社内の雰囲気や文化など独自の文化を理解した上で入社していただける様、これまでの実績や大切にしている事を具体的に記載します。
4,会社の特長
事業内容と同様に求職者の信頼と安心を掴む項目です。求職者は「職場の働きやすさ」「自分にできる仕事なのか」「自分自身が成長できるか」に関心があり、そして不安を持っています。会社の経営方針やミッション、社内の雰囲気や企業文化、教育研修制度、今後の事業展開といったことを記載すると良いでしょう。
5,求人に関する特記事項
これまで記載した内容で不足がある場合はこちらの欄を使用して記載します。興味を持ってもらえた求職者に対し、もっと自社を知ってもらうために会社見学が可能である旨や不明点についての問い合わせ対応について記載することで求職者がどのような行動を起こせばよいのかを導くような文言を付け加えると効果的です。
おわりに
求職者は「入社しないと分からない事が多い」という不安を抱えながら就職活動を行っています。可能な限り会社の情報を分かり易く求人票の中に盛り込み、求職者が会社や仕事内容をイメージ易くする事で就職後の不安が減り応募し易くなるなります。
採用活動に費用をかけられない会社にとってハローワークの求人票は最大限活用すべきツールです。採用したい人物像をイメージし求職票へ落とし込んでください。貴社へ関心をもってくれる求職者は増えるものと思います。